2012-11-02:減塩モニタの原理①
2012-11-02:減塩モニタの原理①
食べた塩分は大便に排泄されることなく、ほとんどが腸から血液中に取り込まれます。一部は汗から、希には出血により体外に排出されますが、ほとんどが腎臓で濾されて、尿から排泄されます。塩分摂取量を直接測定するのは困難なので、尿への塩分排泄量で測定することが医学的な方法です。正確に測るためには、24時間の尿全量を貯めて、塩分濃度と体積を測定して塩分量を計算する方法が取られますが、入院していない一般の人にとって24時間の蓄尿をすることはとてもできません。
そこで減塩モニタは夜間8時間分の尿から24時間分を統計計算することによって求めることにしたのです。これによって昼間外出する普通の人でも簡単に1日塩分摂取量を知ることができるようになりました。